教授・学習・評価過程
新型コロナウィルス感染症が2類から5類に変更となりましたが、感染拡大防止対策として、臨床の場及び学内のいずれにおいても換気・消毒・清掃など基本的な感染拡大防止対策に関する行動を継続して実施し、学生の学習への支障をきたさないようにしてきました。
情報化社会の進展に伴い、ICTに関わる環境整備が必須であり、今後、インターネット接続に関する環境整備と学生や教員の端末利用の活性化が図れるよう授業環境を引き続き検討していく必要があると考えています。
各教員は、自己が担当する科目と他科目との関連性に目を向け、そして常に教育目標を意識した授業を実施していく必要があります。そのために新設科目の実施状況そして評価結果を発表しあい、教員間の連携を図ることが重要であると考えています。また、同時に授業環境の改善の一環として視聴覚教材の整備を行うように計画しています。
臨地実習では、学生にとって直接目の前の看護の対象者を観察する中で、情報の意味を分析・解釈することを学びます。対象者の状況に合わせてコミュニケーションを図り、必要となる看護技術を提供し、その実践過程を評価するサイクルを学習できる場となります。学生は、臨地実習で受けた指導に対し達成感を感じ、看護の価値を見出して自己の目標を見出すことができており、大変、学びやすい環境であったと評価しています。臨地実習指導者の皆様には、未熟である学生の技術提供について患者様の安全確保に向けて支援していただき、学生に様々な学習の機会を与えていただいたことに、心から感謝申し上げます。
2年目となった地域看護実習は、豊橋市内の地域包括支援センター、田原市の高齢福祉課の介護予防事業、豊橋市中消防署の見学実習に、豊橋市で行われている子育て支援事業を追加し展開しております。少子超高齢多死社会到来の中で、東三河地域の特徴、人々の暮らしの現状把握をもとに、地域にそして生活者に期待される看護の役割について学ぶことができました。
今年度より学年ごとに学年担任のもとで、ポートフォリオ評価を取り入れ学習支援を開始しました。そこで次年度は、学生自らで主体的に学習に取り組むことができるように評価方法、書式等の統一化を図っていく必要があると考えています。